歯茎が腫れた、出血がある
これって歯周病?
歯周病は感染症です
歴史上、感染者数が最も多い感染症として、ギネス世界記録にも認定されている歯周病は、一般的には「生活習慣病」として見られがちで、歯ぐきからの出血程度の症状しかなく、直接的な生命の危険性は低いと考える人も多いかもしれません。しかし、歯周病、別名歯槽膿漏(しそうのうろう)、は、糖尿病、動脈硬化、自己免疫疾患、心血管障害、腎臓病、肥満など、命にかかわるような重篤な疾患とも関連しており、歯周病を軽くみてはいけません。歯周病の原因菌は、ポルフィノモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンティコーラ、タンネレラ・フォーサイセンシスといった3つの菌が広く見られます。これらの原因金は「バイオフィルム」というバリアで保護されており、通常の歯磨きでは除去することができません。クリニックて定期的なクリーニングをすることが歯周病の予防に重要です。
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自分でできる歯周病チェック
歯周病チェックSTART
Q1.朝起きたときに、口のなかがネバネバする。
Q2.歯みがきすると出血する。
Q3.口を開けて呼吸する癖がある
Q4.硬いものが噛むと違和感がある
Q5.口臭が強い時がある
Q6.歯肉がときどき腫れる部分がある
Q7.歯肉が下がっている、歯と歯の間にすきまがある
Q8.歯がグラグラゆれる箇所がある
あなたの歯周病危険度は・・・・
歯周病は進行するとどうなる?
歯周病を放っておくと、どうなるでしょうか?初めの少量の出血やたまに気になる痛みなどをそのままにしてくと、通常の歯ブラシでは除去できないバイオフィルムがどんどん溜まっていき、さらに悪化の一途をたどります。最終的には歯茎を剥がして菌や汚れを取り除く外科手術が必要になります。以下に歯周病の進行度ごとの症状を説明します。
歯周病の進行と症状
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軽度
- 歯ぐきが赤くなり、腫れている
歯磨きや歯間のブラッシング時に軽い出血がある
たまに歯茎が軽度に腫れることがあり、触れると痛みを感じることがある
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中度
- 歯茎と歯の間に隙間(歯周ポケット)があり、細菌や食物のかすが入り込む
歯茎の炎症が進行し、歯ぐきがより腫れて痛みを感じやすくなる。
歯茎の内部に膿がたまり、時折膿が口の中に排出される。
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重度
- 歯の支える骨組織が破壊され、歯がぐらつく、歯が移動する。
顎の骨が溶け始め、歯が抜ける。
歯茎は慢性的な炎症状態にあり、常に腫れて痛みを伴う。
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外科手術が必要な重度歯周病になる前に
歯科医院を受診し治療を受けることが大切です。
歯科医院を受診し治療を受けることが大切です。